馬と国語とそれから私。

ジャニーズのこと、国語のこと、などなど。

相手の気持ちになって

 

ご無沙汰しております。

只今、テスト一週間前、

作問に追われています…

 

ああ、もっと作問力があったらな…

数こなして掴むしかないですね…

 

 

さて、今日のタイトル「相手の気持ちになって」

 

これは、道徳的な話でもジャニーズの話でもなんでもありません。

 

今日は現代文のお話。

 

 

テスト一週間前なので、もうテスト範囲は終わっているクラスがちらほら。

でも授業時間はまだある。

この余った時間を有効活用できないものか。

そこで、自習として課題を生徒に与えました。

 

 

野矢茂樹先生の『大人のための国語ゼミ』

こちらを使用させて頂きました。

 

その第一章「相手のことを考える」の中から「なぜ100円でコアラのマーチが買えなかったのかを説明する」という項。

 

百分率はわかるけど、税金を知らない小学五年生に、税金について説明した上で、コアラのマーチが100円で買えなかった理由も説明せよという内容。(詳しい内容は書籍にて)

 

なぜこの課題をやらせようと思ったのか、

実は私が教えている生徒達、現代文の記述で主観を入れてしまいがちな子が多いんです。

筆者の意見を汲み取らなきゃいけない現代文においては、ご法度です。(それについての自分の意見を述べなさいなら全く問題はないけれど)

だからその練習になればいいなと思って、今回は小学五年生の立場に立って考えてもらおうという私の魂胆。

 

 

さて、さっそくやらせてみると、やっぱりこんな意見がちらほら…

「小五で税金わからない子とかいるの?」

「えー、私は五年生の時税金わかってたよ?」

 

そして更には

「この子バカじゃね???」

 

おいおい… そこまで言わんでも…

 

結局、課題はやってくれたのですが、やっぱりまだまだ相手の立場に立って考えることは苦手な様子でした。

「ここまで説明してわからないなら君はアホだ。」という辛辣なシメで終わらせた子もいました。

 

…まだまだ改善が必要そうですね。

 

 

ちなみに、小説を読ませたときの「自由に考察しなさい」という課題には、素敵な考察を沢山出してくれました。

やっぱり主観で述べる方が得意な模様。

高校生なんてそういう時期だもんな…

 

 

というわけで、「これからも頑張ります」というだけの話になってしまいました。

 

 

作問頑張るぞ…

 

 

P.S. 野矢茂樹先生の『大人のための国語ゼミ』

非常にオススメの本です。